大器晩成型育成法 大橋選手

世界選手権200m個人メドレー銀メダリストである大橋選手の泳ぎは非常に特徴的です。

その泳ぎの特徴と育成方針による成長過程について分析をしました。

<特徴>

・まるで水上に浮いているかのような高い姿勢保持

・ゆっくりなテンポで伸びのある泳ぎ

・無駄な力みがない大きなフォーム

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1ストロークでの距離が非常に長いです。

選手からすると、質が下がっても回転数を重視した方が速い。

と考えますが、その枠にとどまらないのが特徴的であると言えます。

高校生まで担当コーチが大橋選手の育成法を語っていたのが非常に面白いものであったので一部を紹介します。

<育成法>

・距離は3~4000mの練習 フォーム重視

・徹底した基礎の叩き込み(けのび練習などもよくやっていた様)

・泳ぎこみは基礎ができた、大学生になってからでもできる

・フォームがとにかく崩れないように練習をさせた

・ゆっくりなピッチを維持させた

<分析>
〜典型的な育成法との相違点〜

 体力的に伸びが出る学生時代において、生理学的負荷を重視する育成法が多い中(周りが5~7000m泳いでいる中)、技術体得を重視。

 技術的な部分が重要なスポーツであることを理解し、けのびの練習などを取り入れたようです。けのびなどはある程度のレベルまで達すると通常では行わない練習でありますが、今の高い姿勢保持をしたフォームへとつながっているのではないでしょうか。

 また、技術的な練習を行っていると時間がとにかく足らなくなりますし、フォームが身につく前にハードトレーニングを行うことによって、フォームが崩れることが想定されます。

 ちなみに、カティンカホッスーの練習時間は8〜10時間のよう。ハードトレーニングとスキルトレーニング、ドライトレーニングをするとかなりの時間が必要。ということでしょうか。

もちろん、大橋選手の高校生時代までにおいて、ハードトレーニングを全く行わなかったわけではなく、そこの点について様々な工夫をしつつ行っていると思いますが、生理学的負荷を重視しないで、未来の伸びしろとして残してあったのが、今日の躍進へと繋がったのかもしれません。

18歳までに活躍することにとらわれず

長期的な計画のもと、未来へとつなげる練習を根気よく続けることが大切ですね。


といっても、大橋選手は滋賀県新や全国大会で活躍をしており、

その泳ぎの特徴から、未来での飛躍を予想されてました。

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